FUMzyme®によるマイコトキシンの無毒化についてEFSAが肯定的な見解

2014年5月5日、バイオミン社はフモニシンを生体内で無毒化することができる精製酵素に対し、EFSAから初めてとなる肯定的な見解を得ました。

この科学的見解の中でEFSAは、FUMzyme®は、動物、ヒト、および環境に対して安全であるだけでなく、豚において明らかに効果があると結論付けました。FUMzyme®は、バイオミンリサーチセンターにおいて、もともとフモニシンを分解する土壌菌Sphingopyxis sp. MTA144から分離され、フモニシンエステラーゼと分類されたものです。

EFSAは、動物の消化管内でフモニシンを有意に毒性の低い構造へと分解する本製品の効果を認めました。フモニシンの毒性の評価に最も感度が高いとされるのがスフィンガニン・スフィンゴシン比ですが、複数回実施された豚への短期および長期投与試験では、この値が重要パラメータの一つとして扱われました。

試験から、EUガイダンスの基準値以下、あるいはそれ以上にフモニシンで汚染された飼料を摂取した豚のスフィンガニン・スフィンゴシン比が、FUMzyme®の添加により有意に低下することが一貫して実証されました。スフィンガニン・スフィンゴシン比はフモニシン非汚染飼料を摂取した豚とほぼ同じ程度にまで低下しました。

これをもとにEFSAは、FUMzyme®にはフモニシンに汚染された豚用飼料1 kgあたり最少15 U添加することでフモニシンを豚の生体内で変換する能力があると結論づけました。 

これまで、フモニシンの無毒化として唯一の解決策とされてきたのはフモニシンを吸着させることでした。しかし、吸着剤の分子構造や反応のpH依存性から、マイコトキシン対策資材による消化管内でのフモニシン吸着は不十分なものでした。

世界中から4,200件以上の飼料サンプルを分析した最新調査「バイオミンマイコトキシンサーベイ2013」によれば、全手のサンプルの55%でフモニシンが検出され、その平均汚染濃度は1,400 ppb以上でした。

世界中で増加するフモニシン汚染のさまざまな要因のうちの2点として、気候の変化と原材料の世界的な流通が挙げられます。飼料原料として利用が増加している穀物副産物からも新たな課題が生じており、最近の研究によると米国のDDGS(穀類蒸留粕)から26,800 ppbの自然汚染されたフモニシンが検出されています。養豚農家は原因を特定できていない発育成績の低下や免疫力の抑制だけでなく、品種特異的な臨床的問題にも見舞われています。

2013年、バイオミン社はマイコトキシンを中和する性質を持つ対策資材で、欧州委員会から初めて承認を受けた企業となりました。デオキシニバレノール対策資材Biomin® BBSH 797およびアフラトキシン結合ベントナイトMycofix® Secureに対する承認です。

FUMzyme®は革新的なマイコトキシン対策資材としてバイオミン社をけん引する画期的な製品であることが、オーストリアのバイオミンリサーチセンターにおける数年間の集中的な調査結果から実証されました。FUMzyme®は2014年、市場に実際に投入された研究活動に対して贈られるオーストリア最大の賞、Houskapreis 2014を受賞、また同じ週には、Victam Asia 2014において、アジアでの1年間の販売効果が支持されてFIAAP Animal Nutrition Award 2014を受賞しました。